まずは「行きたい学部」をしっかりと見つけること

大学に進学するに際して最初に考えなければいけないことは「何の学部に進学するか」ということでしょう。進学する学部を決めてからどの大学を目指すかを考えることが、目標大学を決める順序として正しい選択になります。

たくさんの学部があります。大きく分けると理系学部、文系学部と分かれ、理系学部には代表的なものだけでも理学部、工学部、農学部、薬学部、看護学部などがあり、文系学部には法学部、経済学部、文学部、教育学部、学国語学部などがあります。これ以外に、文理融合の学部、スポーツ系の学部、芸術系の学部もあります。

最近では「将来の職業とリンクさせて学部を考えよう」という指導が一般的です。確かに、どの学部に進学するかで将来の仕事が決まる部分は大きいです。ただ、それは大学になにを求めるかによっても変わってくるはずです。大学は就職のためだけにあるのではなく、自分が学びたい学問を身につける場でもあるからです。

たとえば「人の心の動きについて関心がある」ならば、心理学部や文学部でそうしたことをつきつめて学ぶことができます。「生き物について知りたい」ということであれば、水産学部や農学部で海や陸の生き物について学ぶ蜜があります。やりたいことがある高校生は、こうして自分の進学する学部をみつけていけば良いでしょう。仕事との結びつきは大学に進学してからみつけられます。

やりたいことがわからない、今はみつからない、という生徒はどうすれば良いか。そうした生徒こそ、将来の自分の仕事をイメージして、そこから逆算して学部探しをすることです。仕事というのは「ものやサービスをつくる」「ものやサービスを運ぶ」「ものやサービスを管理する」「ものやサービスを売る」のいずれかに属することです。その中でも最も人数を必要とされるのが「ものやサービスを売る」という部分で、みんながなにも考えずに流されていくと決まってこの部分の仕事をさせられることになります。

コミニュケーション能力があり、人を説得したりすることに長けているなら良いですが、そうでないなら「売る」仕事でなく、「つくる」「運ぶ」「管理する」仕事に就けるように自分を磨くことです。「つくる」なら理学部や工学部など、「運ぶ」なら流通系の学問が学べる経営学部や商学部、「管理する」なら法学部など。そうした観点から学部を探してみてください。

専門性の強い仕事に興味があるなら学部選択は簡単です。公務員になりたいなら法学部、看護士になりたいなら看護学部、栄養士になりたいなら管理栄養学部、福祉士などになりたければ社会福祉学部、薬剤師になりたいなら薬学部、教員になりたいなら教育学部、などと仕事と学部はがっちりとリンクしています。

いずれにしても「先ずは学部を決めること」が大事です。ここをしっかりとしておかないと後々まで後悔することになります。