首都圏の私立大学入試が大混乱

今朝の「朝日新聞」の紙面です。

  • 直前の模擬試験でA判定だった生徒が次々に不合格になった。大学入試センター試験を利用した入試では、昨年なら楽に合格できる点数だった生徒も落ちてしまった
  • 東京都内の私立中高一貫校では、一般入試を受けた生徒の約13%が、直近の模試でA判定となった大学で不合格になった。
  • ある大学の補欠合格の「候補者」となったという通知を受け取った。最後の補欠合格者が決まる3月26日まで待ち続けたが、吉報はなく、他大学に入学した。
  • 専修大では3月25日夕から夜にかけて、各学部で職員が電話をかけ続けた。この日は2回目の補欠合格発表日で、電話の向こうは、補欠合格した受験生たち。すでに他大学への入学を決めている受験生も多く、入学の意思をみせる合格者が定員に達するまで、電話をかけ続けたという。
  • 青山学院大の場合、最後の補欠合格を発表したのは3月30日。国公立大の後期日程や上位私大の追加合格発表を受けて入学辞退者が出たためで、昨春より125人多い730人にのぼった。

首都圏の私立大学入試が混乱している、という記事でした。どのように混乱しているかというと。

どうしてこんなことが起こっているのか。それは文科省が2016年からはじめた「定員管理の厳格化」が原因です。大都市圏に大学生が集中するのをふせぐため、基準以上の入学者を受け入れると国からの補助金がカットされるのです。とくに文系の受験者では、もともと入学者定員が大きかったのが絞られた所為で厳しさが増しています。

miyajukuでも、昨年の入試からその厳しさを実感しているところです。来春の入試は現行の大学入試での最終年です。2年後には大学入試センター試験に代わる大学入試共通テストがはじまります。この間、仮面浪人(第1志望の大学には合格できず第2志望以下の大学に進学はしたが受験勉強を続けている)の生徒も増加し、浪人生も増え続けています。そんな生徒たちが来春入試では「背水の陣」でのぞんでくるはずです。

定員の厳格化は「定員の1.1倍」までとなっていますが、さらに「1.0倍」に文科省がしぼり込んでくるのかも含めて、受験生は来春入試に向けて情報収集をしたいです。また、△△大学といったようにこだわりをもった受験校選びだけでなく、もう少し広く志望校探しをして、受験パターンを多様にすることも考えた方が良いでしょう。

間違いなく過去十数年で最も厳しい大学入試になるはずの来春入試。しっかりとした指導者の下で、受験戦略も含めてきちんとアドバイスをもらえるようにしてください。